INVISALIGN

インビザラインとは

デジタル技術を使ったマウスピース矯正

インビザラインはデジタル技術を活用し、デジタルならではのメリットが生かされたマウスピース矯正です。
マウスピースは透明で、従来のワイヤーのように目立つこともありません。患者様の状態やご希望に応じて歯科医師が治療計画を立て、その情報をマウスピースの製作所に送信します。

デジタル設計による精密な仕上がり

マウスピースの製作所では、おくられてきた模型を元に、コンピューターの設計ソフトを用いてマウスピースが制作されます。デジタル技術を使い、精密で正確なマウスピースを効率よく製作することが可能となりました。

インビザライン5つの特徴

  • 透明で薄く目立たない

    インビザラインのマウスピースは日中もつけていただきますが、透明で薄いため、他人から見て目立つようなことがありません。また、ほとんど違和感もなく、発声も自然のままで話すことができます。営業職や接客業など、人前で笑顔になる機会の多い方にはとくに好評な矯正法です。

  • お食事も快適で清潔さも保てる

    ワイヤーでの矯正はお食事のときもそのままで、汚れが落としづらいデメリットがあります。細かな部分に汚れがついてしまうため、ワイヤー矯正中の歯磨きは非常に大変です。かなり頑張らないと虫歯や歯周病のリスクも高まってしまいます。
    その点、インビザラインのマウスピースは取り外し可能。お食事のときは外していただき、歯磨き後に再装着すればOK。マウスピースのお手入れも簡単で、口内の清潔さを保つことができます。

  • 金属アレルギーのリスクがなく痛みも少ない

    インビザラインのマウスピース矯正には金属を使用しません。すでに金属アレルギーをお持ちの方はもちろんのこと、金属成分が長く接触することで新たなアレルギーが発症してしまうリスクもありません。
    また、マウスピースでジワジワと歯を動かすため感じる痛みが少なく、移動に最適な力がかかるようにコンピューターで解析されているため、小さな負荷で効率的に歯を動かしていくことができます。

  • 通院の回数が少なくてすむ

    マウスピース矯正にも様々な種類がありますが、システムによっては治療段階ごとに型取りをし、調整などを行っていく必要があります。ワイヤー矯正の場合はネジの締め付けやメンテナンスもすべて歯科医院で行わなくてはいけません。
    しかし、インビザラインの場合、初めにコンピューターで歯の移動を予想し、段階に合わせたマウスピースを一度に作ります。他の矯正治療より通院回数が少なく、忙しい方には最適です。

  • 世界45カ国で採用されている信頼の実績

    インビザラインはアメリカや日本以外にも、世界中の45カ国で採用され、合計750万人以上の患者様へ治療実績があります。
    治療実績が増えるほどに認定制度やガイドラインも充実し、より信頼度の高い治療法として発展を続けています。

インビザラインの注意点

20時間以上は装着する

インビザラインは患者様自身で取り外しが可能ですが、確実な効果を得るためには1日20時間以上の装着が必要となります。食事・歯磨きのときを除いては、できるだけ装着するようにしてください。
装着時間が20時間未満になりますと、想定通りに歯が動かず期間が延びたり、次段階のマウスピースが合わなくなってしまう可能性もあります。

マウスピースを交換するタイミングは守る

使用するマウスピースは、治療によって徐々に歯が移動する過程をシミュレーションして、それを元に段階的に装着するべきものを最初につくります。交換するタイミングが大切ですので、かならず歯科医師の指示にしたがうようにしましょう。

装着したまま飲食をしない

お食事のときはマウスピースを外してください。水だけを飲む場合は装着したままで問題ありませんが、コーヒーや緑茶やワイン、ジュースなど、水以外の飲み物のときは注意してください。歯やマウスピースが着色したり、飲食物の成分で変質や損傷につながってしまうことがあります。

虫歯予防に気を付ける

インビザラインのマウスピースは高精度の分、万が一虫歯の治療で歯の形が変わった場合、再制作をしなければいけない可能性があります。
虫歯を予防するために、食後の歯磨きやマウスピースのお手入れはしっかり行いましょう。汚れが残った状態でマウスピースをすると、虫歯や歯周病へのリスクが高まるため、フロスや歯間ブラシも使って歯のお手入れをすることをお勧めします。

インビザラインの治療の流れ

  1. カウンセリング

    まずは、患者様それぞれのお口の状況を詳しく調べ、インビザラインが適しているかの判断や、治療方針などのご説明をします。

  2. 歯型の取得

    歯科医院で歯型を取ります。

  3. マウスピース制作

    歯型から作られた模型をマウスピースの製作所に送ります。それを元にして、具体的な歯の動きをコンピューター解析で想定し、患者様それぞれにしっかりフィットする最適なマウスピースが治療過程ごとに制作されます。

  4. マウスピース装着開始

    マウスピースが完成したら、いよいよ矯正のスタートです。マウスピースを1日20時間以上装着することで、無理なく歯が移動していきます。基本的には2週間ごとにマウスピースを交換し、目標の歯並びを目指していきます。

  5. 矯正完了・保定

    矯正が完了したら、後戻りを防ぐための保定装置を一定期間装着し、整った歯並びを安定させます。

インビザラインと
ワイヤー矯正の比較

インビザライン ワイヤー矯正(裏側) ワイヤー矯正(表側)
治療期間 半年〜3年 半年〜3年 半年〜3年
見た目 ほとんどわからない 表面からは見えない 金属の装置が目立つ
発声への影響 ほぼ影響なし 舌にあたってやや話しづらくなることがある やや話しづらくなることがある
清潔さ 取り外して洗えるので衛生的 ワイヤー部分に汚れが付着しやすい ワイヤー部分に汚れが付着しやすい
金属アレルギー リスクがない 発症のリスクはある 発症のリスクはある
口内炎 影響なし 影響なし 唇や頬の裏に口内炎ができることがある
歯を動かす痛み ほとんど感じない 痛む可能性がある 痛む可能性がある
通院回数 1〜2ヵ月に1回 2〜3週間に1回 2〜3週間に1回
インビザライン
治療期間 半年〜3年
見た目 ほとんどわからない
発声への影響 ほぼ影響なし
清潔さ 取り外して洗えるので衛生的
金属アレルギー リスクがない
口内炎 影響なし
歯を動かす痛み ほとんど感じない
通院回数 1〜2ヵ月に1回
ワイヤー矯正(裏側)
治療期間 半年〜3年
見た目 表面からは見えない
発声への影響 舌にあたってやや話しづらくなることがある
清潔さ ワイヤー部分に汚れが付着しやすい
金属アレルギー 発症のリスクはある
口内炎 影響なし
歯を動かす痛み 痛む可能性がある
通院回数 2〜3週間に1回
ワイヤー矯正(表側)
治療期間 半年〜3年
見た目 金属の装置が目立つ
発声への影響 やや話しづらくなることがある
清潔さ ワイヤー部分に汚れが付着しやすい
金属アレルギー 発症のリスクはある
口内炎 唇や頬の裏に口内炎ができることがある
歯を動かす痛み 痛む可能性がある
通院回数 2〜3週間に1回

インビザラインのよくある質問

治療期間はどのくらいかかるのですか?
状態によって個人差がございます。
早い方では半年ほどで終わりますが、長ければ3年くらいかかる方もいらっしゃいます。
何歳から可能ですか?
お口の状態にもよりますが、お子さまからご高齢の方まで対応は可能です。まずはご相談ください。歯の生え変わり時期のお子さま様には「インビザライン ・ファースト」で治療を行います。
インビザラインが向かないケースはありますか?
以下のような方にはインビザライン矯正が向きません。

第二大臼歯がまだ生えていない場合

第二大臼歯は、永久歯になるときに生えてくる奥歯です。これが無いと最適な効果が得られませんので、第二大臼歯が生えてからの開始をお勧めします。生える時期は個人差がありますが、中学生以降にはだいたい生えそろいます。
乳歯と永久歯が混在している時期のお子様には、「インビザライン ・ファースト」での治療が向いています。

上下であごの位置にズレがある場合

歯並びの問題ではなく、骨格の影響であごの位置がずれている場合、インビザラインでの矯正はできません。

インビザラインの費用について

インビザライン 1,500,000円