EXP SASAKI

歯科技工士の経験から、
安心して中平先生に治療してもらいました!

はじめに

私はかつて歯科技工士の仕事をしていました。高校1年生のときだったか、3年生の進路体験発表という機会に、技工士の仕事を初めて知りました。「へえ~、そういう仕事があるのか」と興味を持ったのがきっかけです。歯科技工士専門学校を卒業して初めて就職した技工所が、中平先生と初めて出会った場所ということになります。と言っても、当時は自分がインプラント治療を受けるとは想像もしていませんでしたから、インプラントに特別な思いを持っていたわけではありませんでした。

技工所では、地域のいくつもの歯科医院から、被せ物や人工の歯、入れ歯などの作製依頼を受けます。その中の一つが中平先生の歯科医院でした。当時はまだ私自身の経験も少なかったこともあり、どの先生にどんな治療の特徴があるのか、というようなことも知ることもなく、目の前の仕事に取り組んでいました。中平先生のことも、ちょうどその頃銀座で開業するという話を聞いて、「勢いのある先生なんだな」という印象を持ったことを覚えている程度でした。その技工所を約6年勤めた後、別の技工所へ移って5年ほど経験し、その後全く違う職種に転職したのが5年前、今に至ります。

放置していた歯の悩みが大変なことに

歯について悩むようになったのはいつからだったか、小さい頃からむし歯が多かったので、常に悩まされていたようにも思います。子どもの頃はちょこちょこ歯科医院に通っていましたが、職に就いてからはなかなか行きにくくなり、だましだまし放置していました。しかしどうにも我慢ができなくなって、今の職場の近くの歯科医院で、1本歯を抜きました。抜いた後の治療については、「ブリッジはできないので、入れ歯かインプラントか。他の歯もやがて抜けていきますよ」というような説明がされ、これは大変なことになっているのかもしれない、と思いました。治療するならインプラントがいいと思い、思い浮かんだのは中平先生でした。10年以上前のことにはなりますが、技工士時代にインプラントに装着する人工歯を作っていたことを思い出したからです。

早速かつての技工所の社長や後輩に連絡を取り、「インプラントするならやっぱり中平先生がいいよね?」と聞いてみました。すると後輩もそうだと言うし、社長からは「症例数の多さから言っても技術の高さから言っても、中平先生しかいないぞ」と強くプッシュされたので、それなら間違いはないだろうと確信して、2020年3月に中平先生を訪ねました。

まず口全体のレントゲンとあごのCTを撮って説明してくれました。それが思っていた以上に大ごとで驚きました。自分でも上下の前歯は治療しないとだめだろうと思っていましたが、説明ではもうほとんどの歯が残せる状態ではない、ということでした。レントゲンを見ると、歯の根の周りの骨が痩せてしまっていることがわかりました。骨ってこんなに退縮してしまうのかと、驚きました。中平先生にも「この状態でよく噛めるね」と言われたくらいです。

先生の説明では、この状態で前歯だけを治しても、数年後には奥歯もまた抜けて治療が必要になる、ということでした。それなら全体を一度に治してはどうか、治療が一度にすむ上に、私のように骨が痩せてしまっている人にもインプラント治療が可能な方法がある、と提案してくれました。

初診で来院した時の写真(レントゲン写真の歯の根の周りの黒い部分は骨が溶けていることを表す)

私の場合の治療プラン

説明によると、まず残っている歯を抜いて、しばらく入れ歯で過ごします。そのため上の2本、下の3本の歯を残しておいて、入れ歯のバネをかける歯にします。その状態で3か月~半年くらいおいて骨を休めて、骨の状態が良くなったら上下ともワンデイインプラントという方法で治療する、という計画でした。ワンデイインプラントは私の場合、上にインプラントを6本、下に4本埋めて、その日のうちに仮歯を固定する、という説明を受けました。上あごの骨の特に薄い部分には、人工の骨を足すとも言われました。

中平先生の見解

佐々木様の場合、残っている歯の本数が多く、抜歯の痕の骨にインプラントを埋入しても、うまく結合しないことが考えられました。そのため、抜歯からインプラント埋入までに期間を置き、骨を休めることにしました。患者様の状態によっては、抜歯とインプラント埋入を同日に行えることもあります。

状況によってはワンデイインプラントではないインプラント治療をするということも説明されました。しかし歯を抜くことや骨が痩せていることなど、私にとってはショッキングな話もあって、後から思えば説明の全部が理解できたとは言えない状態でした。ただ、どうせ治療が必要なら一気にやってしまいたい、と思っていました。

問題は治療費でした。見積書を見ると予算をオーバーしていました。足りない分をどうしようかと両親に相談したところ、「歯を治さないと結婚もままならないだろう」と援助してくれることになりました。どうやら生前分与、ということらしいです。そういうわけで私にとっての最大のハードルを越えて、治療に取り組むことになりました。

いよいよ治療開始

入れ歯を装着した様子

2020年5月、抜歯をしました。20数本の歯を抜くのですから、大変な治療だと思っていましたが、ほとんどの歯が既にグラグラしていましたから、想像ほど大変ではありませんでした。しかし入れ歯はなんとも嫌な感じがしました。口の中いっぱいに違和感があることもですし、自分が入れ歯を使うことになったというのも、わびしいような悲しいような気分になりました。

2020年7月、骨の状態を見るため、再度CTを撮りました。骨の治りもよく、いよいよ手術に取り掛かる準備を進めるということでした。ただし、下は手術当日に仮歯が入るけれど、上は手術後もしばらく入れ歯を使うように、とのことでした。

CTによる3D画像でインプラントを埋入するシミュレーション画像(左が上顎、右が下顎)

ついに来た、手術の日

2020年8月、いよいよインプラントの手術の日を迎えました。前日には歯科医院から電話をもらって体調などに問題がないか聞かれていましたので安心感はありましたが、やはり手術という緊張感はありました。でも、静脈内鎮静というのをしたので、手術中の記憶は全くありません。麻酔の先生に「お薬を入れますね」と言われた後、起こされた時には下あごの手術は終わっていました。しばらく休憩した後、また薬で眠っている間に上あごも終わりました。

中平先生の見解

静脈内鎮静法は全身麻酔とは違い、意識はあります。しかし多くの場合でうつらうつらとし、眠ってしまう患者様も多くいらっしゃいます。安定剤を点滴によって注入しますので、リラックスして手術を受けられ、時間の感覚も短く感じるようです。

手術直後のレントゲン写真

その後下あごに仮歯を固定しました。入れ歯とは全然違って、違和感がないのが良かったですね。上あごも早く仮歯になればいいと思いました。手術後の注意事項の説明を受け、この日夕方には帰路につきました。

手術後は腫れるかもしれないという説明を聞いていたので、手術日も含めて3日休みをもらっていましたが、追加でもう2日休みました。痛みはなかったのですが腫れてしまい、仕事柄防塵防毒マスクをつける必要があるのにこの腫れではつけられないと思ったからです。休んでいるうちに腫れは引きましたが、内出血で口の周りが黄色っぽくなりました。それも10日ほどでなくなりましたけどね。

それから月に1回程度通院して状態を診てもらい、2021年3月、上あごに仮歯を固定するための2次手術をしました。手術の後、上あごの6本のインプラントのうち1本が骨と結合していなかったので除けたことを説明されました。この1本はまた埋め直すこと、仮歯は残っている5本のインプラントに固定したことも説明してもらいました。埋め直すことは残念ではありましたが、これで上下とも固定式の歯になったのが嬉しかったです。違和感もないですし、つけたり外したりしなくてもいいのですから。

本歯の完成を待つ現在のこと

2021年4月、インプラントの埋め直しの手術をしました。その後仮歯の形などを調整しながら、現在本歯の作製にも取り掛かったところです。

埋め直し手術直後のレントゲン写真とCT画像

手術後しばらくは、仮歯で舌を噛むことがあったので、調整のときに直してもらったり、仮歯が割れたのを修理してもらったりしました。仮歯はプラスチック製で、割れやすい反面修理がしやすいという利点があることも、技工士の経験上知っていたので、不満や不安は感じていません。また、本歯作製のステップと言うか段階もわかるので、完成までまだしばらくかかることも理解しています。完成が楽しみです。

2021年9月本歯の試適の様子

何より技工士の経験から、中平先生を知っていたこと、元技工所の社長からお墨付きをもらって安心して治療を受けられたことは、本当に良かったと思います。どのくらいの経験がある先生か、技術はどうか、ということは、一般の患者さんからはわかりにくいことだと思うのですが、私の場合はそういうことがわかった上で安心して受けられましたから。もし手術に迷っていて、どの歯科医師がいいか、って聞かれることがあったら、中平先生をお勧めします。(2021年7月)

中平先生の見解

佐々木様はこの手記の後、2021年12月に本歯を装着され、治療終了となりました。
きれいな歯が口元からこぼれる、素敵な笑顔を見せてくださいました。